ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門②
公開日
2025年1月5日
更新日
2025年4月26日

ミニ四駆シリーズ第2弾。綱島佑介が送る「遊びで学び」のミニ四駆バージョン。厳密なものではなく、ゆる~くデータ収集や分析を行う内容です。今回は「ギア」について。ギアはつまりどれを付けるとどうなるのか?
動画でもご覧いただけます。
この記事の主な内容
ミニ四駆での「ギア」についての基礎知識
ミニ四駆を走らせる際に、意外と見落とされがちなのが「ギア」の選び方です。ギアはモーターの回転をタイヤに伝える仕組みで、その選択次第で車のスピードやトルクが大きく変わります。ギア比が低いと回転数が高くなるためスピードは出ますが、トルクが犠牲になります。逆に、ギア比が高いとトルクは強くなりますが、スピードは落ちます。
コースに応じて適したギアを選ぶことが、競技でのパフォーマンス向上につながるのです。
ギア変更の実験とその結果
実際にギアを交換してみることで、その効果を体験しました。最も高速なギアを使用すると直線では速くなりますが、カーブでは失速しやすくなりました。一方で、安定性重視のギアに変更すると、カーブでの減速が少なく、全体的に安定した走行ができました。
これにより、ギアは単にスピードを求めるだけでなく、コースの特性に応じた選択が求められることが理解できました。
市販最速モーターでの試行錯誤
さらなる速さを追求したくなり、市販されている中で最速とされる「トルクダッシュモーター」を試用しました。しかし、期待とは裏腹に、結果はすべてコースアウトで測定不能。速さを追求するだけではコースクリアは難しく、バランスが重要であることを改めて学びました。安定性を考慮しながら速さを求める難しさを痛感した瞬間です。
ギア選びの失敗とその影響
ギア選びの失敗により、最大20秒ものタイムロスを経験しました。カーブでの減速や立体交差でのスピードダウンが主な原因です。
この経験から、ギア選びはスピードだけではなく、トルクやコースの環境までを考慮する必要があることを理解しました。スピード重視ではなく、パワー重視のギアが求められるコースもあるのです。
今後の方向性と次回の検証への期待
今回の実験で、ノーマルモーターとギアの組み合わせによる速さの違いはそれほど大きくないことが分かりました。次回は、ギア以外の要素、例えばタイヤやホイールを変えてみることを予定しています。
これにより、新たな発見があり、ミニ四駆の性能向上に役立てたいと期待しています。皆さんにも次回の検証を楽しみにしていただければと思います。