ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門①
公開日
2025年1月4日
更新日
2025年4月26日

WAKARAのマスログ(mathlog)ミニ四駆シリーズの第1弾
綱島佑介が送る「遊びで学び」のミニ四駆バージョン。
厳密なものではなく、ゆる~くデータ収集や分析を行う内容です。
効果が良くわからないものの、パーツを付けたりグリスを塗ったり・・・。
数字で出して、比較して考察してみましょう!!
動画でもご覧いただけます。
この記事の主な内容
テーマと背景
今日は遊びながら情報収集の基本を学ぼう、というテーマでお話しします。皆さん、ミニ四駆をご存じですか?田宮模型が出している四輪駆動の模型で、専用コースを走らせるものです。子供の頃、いとことよく遊んでいましたが、最近またそのいとこが再開したので、私も始めてみました。
大人になって改めてミニ四駆を調べると、子供の頃よりもパーツやセッティングの選択肢が増えており、どれが速くなるのか全くわからない状態でした。そこで今回、情報収集とデータを用いて改造の効果を測定してみることにしました。
測定の基準作り
速さの基準を設定するために、純正パーツのみを使用し、グリスも塗らずに組み立てた状態でコースを走らせてみました。ただし、測定方法について考えた結果、外周と内周があるため、一周あたりのタイムを正確にするためには外周と内周をセットにして計測し、10周の合計タイムを記録する方法にしました。
その結果、ノーマルの状態で10周の合計タイムは39秒でした。
グリスの効果測定
次に、グリスを塗った場合の効果を検証しました。初めの測定では5秒も速くなったように見えましたが、実際には計測ミスで1周を抜かしてカウントしていたことが判明。そこで、10周を3回測定してその平均値を出す方法を取り入れました。
この方法を使った結果、グリスを塗ると3秒ほど速くなることが確認されました。さらに、グリスは速さだけでなく、部品の摩耗を防ぐ効果も期待できるため、改造の基本として重要なパーツであることがわかりました。
データ収集の重要性
また、ボールベアリングやゴールドターミナルといった他のパーツについても同様に測定しました。その結果、ボールベアリングは速さを上げるよりも摩耗を防ぐ役割が強いこと、ゴールドターミナルは微細な効果しかないことがわかりました。
このように、具体的なデータを集めることで、改造がどのように車の性能に影響を与えるのかを明確に理解できました。
まとめ
今回の実験を通して、情報収集には基準の設定、測定の方法、そして再測定が欠かせないことを改めて感じました。この地道な作業こそが、後々の発展につながる基礎となります。次回も、さらに興味深いテーマでお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてください。