はじめての統計検定講座~統計と教育の歴史から~

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統計学の重要性を歴史から学ぶ

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」、ドイツを統一に導いたオットー・フォン・ビスマルクの有名な言葉ですが、何事も歴史を学ぶことで物事の本質や成り立ちを理解することができます。これは情報が溢れかえっている現代においても同様で、なぜ統計学が必要とされたのか、いつから教育に統計を重要視されるようになったのか、その理由など、抑えるべきポイントは歴史にあります。

 正確に情報を読み解くことや、客観的に物事を捉えるスキルが今まで以上に必須のスキルとして求められ、実際に教育指導要領の改正も行われています。統計学やデータ分析の教育必修化の波が広がってきているにもかかわらず、現状は多くの方が統計学を必修科目として履修していません。こうした、統計教育のギャップを埋め、体系的に統計学やデータ分析を学ぶために「統計検定」という資格試験が作られました。
 
 本セミナーでは統計検定3級、2級取得を目指している方や今後統計学を体系的に(あるいは試しに)学んでいきたい方向けに、日本における統計学の歴史から始まり、「楽しんで学ぶこと」をモットーに統計学の概要を説明していきます。さらに、統計検定の試験問題は正誤問題が多く、「正しく情報がつかめているか否か」を測る指標として非常に有効です。こうした統計検定を使った統計学の効率のよい学び方についてもご紹介します。

確率的思考の重要性を認識する

 普段、あまり意識されない「確率」という概念。統計検定の試験問題では、必ず確率の問題が出題されます。不確かな事柄が溢れているビジネスや日常生活においては、常に成功確率の高い選択肢を迫られます。こうした確率的な考え方(確率的思考)を鍛えるためにどうすればいいのか、そして、確率と実際のデータ分析との関係について解説していきます。

受講対象

歴史を通して集計や分析の重要性を認識したい方/ 統計的な考え方がどんなものか知りたい / 統計検定(2級,3級)の資格取得を目指す方 / 確率的思考の重要性を認識したい方 / 統計初心者にも効率の良い勉強方法が知りたい / 統計に興味があるけれど、内容がイメージできない  など

※このセミナーでは、統計に初めて触れる方、数学が苦手な方を対象に、統計の全体像をイメージしていただくことを目的としています。統計をしっかり学びたい方には、次のステップのセミナーをご用意しています。詳しくはこちら

セミナー内容

※こちらのセミナーは『歴史で学ぶ統計セミナー』を名称変更したものであり、内容は旧セミナーと同じものとなります。

  • ・日本における統計学の歴史
  • ・データの読み解き方、意識の向け方
  • ・確率的思考の重要性や考え方
  • ・資格試験のための統計学の学び方

※質問内容やディスカッション内容により、上記内容は変更となることがあります。

※カリキュラム内容は進捗等によって変更されることがあります。

セミナーの様子

セミナー監修

岡本 健太郎(おかもと けんたろう)

<講師略歴>
学歴:九州大学大学院数理学府博士後期課程修了(数理学博士)
出身:山口県下関市
所属学会:日本数学会, 日本アクチュアリー会
資格:高等学校数学科教員免許(専修免許), 統計検定1級(数理統計)
数理学の博士号を取得した切り絵アーティスト。
ドイツのチュービンゲン大学で研究員として滞在。また、日本学術振興会の特別研究員として様々な分野の研究者との交流を深め、血管の数理モデルの構築など、純粋数学から応用数学にかけて研究を行う。
数学教育にも力を入れており、学生から社会人まで、わかり易く授業を展開。指導可能範囲は中学・高校数学から、大学の教養・専門分野、データ分析まで幅広く対応。また「数学」を使ったアート活動(切り絵)を通して、数学の有用性だけでなく美しさや魅力について積極的に発信。

担当講師

※日程により一部講師が変わる事があります。

お持ち物と注意事項

特になし

料金

3,000円 → 期間限定 無料

定員

20名(先着順)

会場とスケジュール

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次回開催日程は調整中です。

今後の開催日程については、順次公開いたします。